間違いだらけの人材募集
現在の採用環境がどれほど厳しいか。しかも、この無茶な話が更に加速するという話をご理解いただけますでしょうか。一般的な求人方法であるハローワークはもちろん、有料の人材募集媒体(新聞折込、冊子型広告、各種のインターネット広告)であっても、ほぼ効果はなく、毎年、毎月どんどん厳しくなります。
つまり、媒体広告にお金と時間をかけても結果が出ないという点で非常に精神的に悪い結果となります。
例えばハローワークは無料ですが掲載期間は決まっています。何度も掲載し直す方法もありますが、ここにも盲点があります。本気の求職者はよく見ています。何度も同じ広告が繰り返し掲載されていると問題がある求人広告であると悪い方向に取られかねません。
言い方は悪いですがブラックな企業だから決まらない。と警戒されることがあると言います。無料だからと繰り返しが過ぎると思ってもみない方向で見られるので注意が必要です。
ハローワークに掲載すると広告会社から「調子はどうですか」と営業電話がかかってくることがあります。色々話しを聞いてみると、ここらでお金を掛けないと難しいか・・・と思いがち。この有料広告、結構な価格します。一番小さな枠を1週間から10日程度依頼すると30~40万円はざらにします。もちろん、もっと高額なプランもあります。
ご注意いただきたいのは、この方法、求人とはいえ「広告」なので結果が出ても、出なくても費用が発生するということ。ここが悩ましいところで現代社会では費用対効果が非常に悪いのです。最悪、丸損がありえます。
そこで営業マンにクレームの一つも入れても当然ながら返金などしてくれません。広告ですから。結果を保証するものではありません。それが記された申込書に記名押印もしているはずです。
それどころか・・・「もっと大きな広告枠にしましょう」とか、「スカウトができるプランがありますよ」、「広告を延長すれば目立ちます」「表現を変えましょう」とか巧みに営業されて言われるまま更にお金を支払うことになり、結局合計で70~80万も支払うこととなる始末。
気が付いたら誰も採用できず経費の支払だけが残ったという笑えない話になることが多い。実は、求人広告会社の売上、近年二倍三倍と凄い勢いで伸びています。
人が欲しいと、多くの企業が広告を掲載。それでも採用できないため、また募集を繰り返している表れです。これってあまりにも勿体ない。悔しいと思いませんか?
現在の求人環境を知っていれば多額の求人広告を出す無駄が分かるはずです。どうしても出したいなら無料のハローワーク。無料という意味ではインディードなどの無料枠での広告もあります。ただ無料は無料。はっきり言 って効果はありません
求人はタダという人材紹介
ご存知でしょうか?人材確保のもう一つの手段に「募集する」のではなく、「紹介を受ける」という人材紹介があることを!?
これは広告代を支払って候補者を募集するのではなく、希望する人材そのものを紹介してもうという仕組みです。現在の求人環境で採用に対する費用対効果という意味ならこの方法は最高。
次回、詳しくご説明いたします。
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