人づくりに駆けた松下幸之助

人材紹介人材概況

松下電器は何を作る会社か、と問われたら、まず、人を作る会社と答えていただきたい。しかる後に、電気製品も作る会社だと答えていただきたい。
                          松下電器元会長(創業者) 故 松下幸之助

松下電器は、言うまでもなく現在のパナソニックですが創業者の松下幸之助氏は立志伝中の人物、一代にして世界的な企業を築きあげた人物です。痺れるような名言ですね。電気製品を作る前に、人をつくる会社であるとのお言葉には感動しかありません。

松下幸之助氏の人に対する強烈な想いがこもった雑誌の記事を見つけましたが一部を引用したりするのもおこがましく以下に全文を引用させて頂きました。   

「『国を興す人もあり、国を倒すも人にあり』古聖賢の教えるところである。古来歴史を顧みれば如実にこのことが首肯せられるのである。事業の成否もまたこれと同じく人にあることは言うまでもない。よき人を擁する事業は繁栄し、しからざる企業は衰微すること。各般の事業界を見て教えられるところである。松下電器が今日発展をたどりつつあるものとすれば、この点にいささか人を得ていると言うことになるわけである。しからば、何がゆえにこの点に恵まれているのであるかと言うことを少し検討してみることは、おおいに興味のあることであると思う。すなわち、人を得ていると言うことを端的に言えば、それは経営者たる私がそれを強く要求しているからであると言えるのである。全てのものは要求のあるところに生まれてくるものであることは、千古の鉄則であると私は常に信じているのである。したがって、首脳者たる私がこれを強く要求すれば人が育ち、人材が生まれるのである。」
                                          (PRESIDENT 2000年9月号参照)

人の存在に対して執念を感じます。人を渇望されているというか・・・まさに企業は人なり!です。松下幸之助氏が興した頃の日本は、潤沢な人口を擁しており、今日の人手不足をどう解決していかれただろうかと思いをはせました。キーワードは人です!

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